家族の支え
こんにちは。工作課のM・Sです。
私も今回初めてブログを担当します。
今回は、
自分の心の中で起こった変化(?)
について書いてみようと思います。
現在我が家には、生後6か月になる息子がおります。
床に寝かすと、あっちへゴロゴロこっちへゴロゴロと寝返りをしまくり、
目を離すと直ぐに視界から消えてしまい焦りますが、
「おはよう」とか「ただいま」と話しかけると、にっこり微笑んでくれる、
とても可愛い息子です!
話は変わりまして、
私は弊社の工作課で、モデルの試作業を担当しております。
マシニングセンターなどの工作機械を使い、
主に樹脂材料の切削加工を行っております。
樹脂材料には、加工し易い物から加工し難い物まで、色々な種類があるのですが、
加工の難易度が高い材料の一つに、
軟質発泡ウレタン
というものがあります。
一般的な言葉で言うと、スポンジです。
軟質発泡ウレタンの中でも特に軟らかい物は、まるで食パンを削っているような感じです。
先日、とあるお客様からの依頼で、この食パンの様な軟質ウレタンの切削加工に臨んだのですが、刃物の回転に耐え切れず、加工の途中で材料が千切れてしまうことがありました。
どうしたものかと悩んでいた時に、営業担当の上司から声を掛けられました。
「どうやらこのモデル、子供が使う物らしいよ?」・・・と。
その瞬間、それを使う息子の顔が脳裏に浮かび、
心の奥の方から、
不思議なやる気が湧いて来たのでした。
それは、あたたかく、心の隅々まで染み入るような、初めて体験する感覚でした。
そして、この不思議なやる気のお陰で、
後日、加工方法の改良を思い付くに至ったのですが、
もし息子がいなければ、思い付いていなかったかもしれません。
自分の仕事を、様々な形で支えてくれている家族に、
改めて感謝したいと思う体験でした。
息子よ、今日も父ちゃん頑張るぞ~!